怪鳥ハゲコウ〜その正体

エチオピアへ

夜中にエチオピアの首都アジスアベバから飛び立った飛行機が、ナイロビを経由してウガンダの空港に到着したのは早朝だった。
 本当は飛行機を使わずに陸路でゆっくりと旅をしたかったのだが、途中のケニア国内でのテロ事件があったため、やむなく空路での旅となった。 そういえば、経由したナイロビの空港も夜中だというのに人でごった返していた。
 ウガンダ到着後、入国の手続きを済ませて、まだ薄暗い中、空港の建物を出ると、そこには既にタクシーの列が出来ていた。
 どこの国でも同じだが、飛行機の到着の時間に合わせて彼らはちゃんとやってくる。
日本とは違い、メーターなどは付いていないので、料金は運転手の言い値だが、そこは情報を持っているか否かによる。 旅なれた人間達は事前に旅サイトなどで町までの料金を調べていたり、なんども来ている様な素振りで値段の交渉をしている。
 私は飛行機の中で知り合った女性に最安値で首都のカンパラまで行く方法を教わっていた。 それは、タクシーではなく、ローカルのバス(アフリカではほとんどが乗合のミニバン)を利用して行く方法だ。
 時間はかかるし、すし詰め状態で窮屈ではあるが、背に腹は変えられない。 これまでも経費節約のため何度もこういった方法を取ってきた。
 タクシーと違い、最初にみんな同じ額の料金をドライバーに払うので、騙されることがなく安心だし、その国の人達と触れ合える。
 カンパラへは途中の町を経由して、約1時間程度だったが、それでもまだやっと朝日が登り始めて来た時間だった。
 私と何人か他のウガンダ人達を下ろしたドライバーが心配そうに声をかけてきた。
“こんなところに日本人が泊まるようなホテルなんて無いだろう・・大丈夫なのか?”と。

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