きょ・・恐竜が飛んでいる!
それは本当にプテラノドン(空を飛ぶ恐竜)に見えたのだ。
翼を広げて優雅に飛ぶそれは、ゆうに3m以上はあると思われ、鋭く尖ったくちばしはプテラノドンそのもの。 よく見るとそれらは、カンパラの街中の空の至るところで旋回していた。 この世の終わりかと思ったが、道行く人たちは全く動じていないし、気にも留めていないのだ。 え、ひょっとして見慣れている?
そう、このプテラノドンと思われた怪鳥、実はアフリカハゲコウというコウノトリ科の鳥でアフリカ大陸ではサハラ以南で頻繁にみられるとのことであるが、実にでかい。 そして優雅だ。 しかしその顔は実に醜い。
私はその日から、ウガンダに滞在している間、何度も彼らの写真を撮った。
街中の街路樹の上に巣を作っている彼らを。
ゴミ捨て場で餌を漁っている彼らを。
そして、夕日をバックにゆったりと飛ぶ彼らを。
気分は、タンチョウ鶴の写真を撮る池中玄太のそれに近かった。
しかし、そんな私の姿を見て、ウガンダの人たちはニヤニヤと笑っていた。
この日本人はなにをそんなに一生懸命になっているんだ。
そう、彼らにしてみればハゲコウはいつでも見られる、何処にでもいる存在なのだ。日本人がカラスを見ているのと何も変わらないのだった。